相手の行動を変える

計画的行動理論

心理学者がヒトの行動を変える要因について整理した理論に
「計画的行動理論」というものがある。

 

これらを意識して行動を変えてほしい相手とのコミュニケーションをとることが
相手の行動の変容できるかどうかに大きく影響します。

 

「計画的行動理論」において
ヒトの行動を変える心理的要因として4つに分類している。
また、4つとは別に、過去にやったことがあるかどうかも
行動に一定の影響を与えていますので、併せて覚えておきましょう。

 

行動意図

その行動をしようかどうか
そのこと自体をそもそも考えているのかどうかが
行動意図です。

 

例えば、宿題を全くやらないお子さんは
そもそも「自分は宿題をやらなくてはいけないんだ」ということを
認識していない可能性があるわけですね。

 

つまりサボろうという悪い意思すらないので、
宿題をやっていないことに対して注意されても
何故注意されているのか分かっていない可能性もあるわけです。

 

態度

ある行動をとるかとらないかを選択するとき、
メリットとデメリットの総量(正と負の心理的重要性)を天秤にかけ、
メリットが勝ると行動に移る意思が生まれ、デメリットが勝ると行動に移る意思が生まれなくなります。

 

例えば、「ダイエットして夏までに5キロ痩せるんだ」と考えている女性がいるとしましょう。
しかし、ダイエットをすることで得られると思われるメリットよりも
甘いスイーツを食べることを我慢するデメリット(=食べることで得られるメリット)の方が勝ってしまうと
「今日はいいか」となかなかダイエットがうまく続けられなくなってしまいます。

 

規範

ヒトは社会的コミュニティの中で生活しています。
なので、そのコミュニティに不快の無いように存在できるように
日々、他人の目を気にして生きていきます。
そうした意識が行動に影響を及ぼしています。

 

皆さんがなかなか有給をとれないのも
有給をとることで、会社に迷惑がかかるとか
同僚や上司から白い目で見られるのが怖いとか
そういった心理が根底にあるのではないでしょうか。

 

コントロール感

出来る!と感じたことに対しては行動に移る意思を生みますが、
出来ない、と感じたことに対しては行動に移る意思を生みません。

 

有名な実験として「カマスの実験」があります。

 

カマスという魚は小魚を食べる習性がありますが、
カマスと小魚の間に透明の板で仕切ると
カマスは何度か透明の板を通り抜けようとぶつかった後に
「私には無理なんだ」と
小魚を食べようとすることを止めてしまいます。
透明の板を外してもカマスは小魚を食べようとせず
そのまま飢え死にしてしまう、というもの。

 

またこの無気力のカマスの横に
小魚を食べているカマスを入れると
「あれ、小魚を食べれるんだ」と思い
無気力から解放され
小魚を食べることを再開するそうです。

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